英語上級者になるための英単語帳12冊【CEFR B2・7000語以上】

英語上級者になるための英単語帳参考書紹介
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1.はじめに

 ごきげんよう!椎名まつり(@417matsuri)です。今回の記事では英語上級者を目指す方のためにおすすめしたい英単語帳を紹介していきます。ということで、今回は上級レベルに的を絞り、CEFR B2レベルの7000語前後のレベル、C1レベル相当の10000語~12000語C2レベルを目指すためのそれ以上の語彙で分割を行いました。単語帳の選び方、単語の学習方法については別の記事で既にまとめているので、こちらの記事をご覧ください。

 今回紹介する参考書は、これらのポイントを単語を覚えるために重要になる以下のポイントを複数満たすものをチョイスしていきました。なぜこうしたポイントが重要なのかという点については、上の記事を読んで理解してもらえればと思います。

1.オーセンティックな言語に触れる 

 →コロケーションや文脈と合わせて覚えることが重要です

2.意識的に単語を覚える

 →英文を読む中で見つけた知らない単語を調べましょう

3.関連知識とセットで覚える

 →単語の成り立ち・類義語対義語などを助けにしましょう

 なお、筆者は参考書マニアなので所有している参考書の数には自信がありますが、英語のレベルについてはまだまだCEFR C1レベルに留まっているため、後半については参考程度に理解してもらえればと思います。

 また、今回は「単語帳を使って単語を覚える」ことを主眼に置いて紹介を行っています。そのため、「単語帳はあくまで知らない単語のチェックのために使う」という方にとってはあまり役に立たないものもあるかもしれません。ご理解下さい。

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2.CEFR B2レベル向けの単語帳(7000語レベル)

 まずCEFR B2レベル向け、検定試験だと英検準1級レベルの単語帳ですが、これは難関大学受験向けのものを中心に紹介していきます。その中でもおすすめしたい参考書は以下のものになります。

1.速読英単語 上級編[改訂第4版]

 前述の記事を見て頂ければ分かるかと思いますが、単語帳を使って未知の単語を覚えていきたいという方にオススメ出来る単語帳は非常に少なく、定番参考書として知られる「速読英単語」は上述の1~3の全てのポイントを満たす優秀な単語帳になります。

 本文に出てくる単語を意識的に覚えていく作業を通じて、文脈とセットで単語力を高めることが可能です。また、単語のページでは類義語・対義語や用法についての説明があり、1つ1つの単語に対する知識が向上することが期待できます。

 ただ、この単語帳だけでは英検準1級の合格レベルにはやや遠いため、英検合格を目指す場合はその他の単語帳を併用するか、英検の問題等を通じて語彙力の増強を図る必要があるでしょう。

2.速読速聴・英単語 Core 1900

 この単語帳は大学受験向けではなく、社会人向けの単語帳になっています。この単語帳も速読英単語シリーズと同様に、上述の1~3までの全てのポイントをしっかり満たした単語帳になっています。

 この単語帳も英文を読む中で単語を覚えていく形式のため、文脈とセットで英単語を覚えることができるほか、類義語・対義語や派生語などの解説も非常に充実しています。とくに優れているのが、語義を英語で説明している部分で、単語のニュアンスについての知識もしっかりと身につけることが出来ます。

 扱われる文章のテーマも英検準1級で求められるような「難しい」題材(この難しさについては別記事で解説しています)が用いられており、実はこの一冊が英検準1級レベルの語彙力養成に最も適しているのではないかな、と思います。オススメの一冊です。

3.東大英単語熟語 鉄壁

 この単語帳は、3番目のポイントとして挙げた、単語に関する関連知識を増やすことによる記憶への定着の手法が数多く取り入れられた参考書です。まず、多くの大学受験向けの単語帳が難易度別の配列を取っている一方で、この単語帳はジャンル別の配列を取っているため、単語をグループとして理解することが出来る点が非常に優れています。

 また、他書にない特徴として、イラストを用いることで、英単語と日本語の1対1の対応では掴むことの出来ない単語のニュアンスを理解しやすくなっている点があります。単語のニュアンスを掴むことは、ただ単語の意味を知ることより高いレベルでの単語の理解に繋がり、この高いレベルでの理解こそが記憶への定着しやすさに繋がっていきます。そのため、イラストによる単語の理解は一見、奇をてらったようにも思えるかもしれませんが、非常に効率的な学習法になっています。

 また、接頭辞・接尾辞・語幹といった語源についての解説や、類義語・対義語をセットで覚えさせるなど、随所に関連知識が盛り込まれており、文章は読まずに効率よく単語を覚えたい方には好適な参考書になっています。

4.英語を英語で理解する 英英英単語 上級編

 この単語帳はその名の通り、英英辞典のように英語で単語の意味を説明している点が第一の優れたポイントです。これにより、「intricateは『複雑な』という意味」ではなく、「intricateは多くのパーツから成り立っているイメージの単語」と理解出来るため、使うべき文脈がより分かりやすくなります。これは1番目のオーセンティックな言語の理解に繋がるポイントであり、ひとつひとつの単語を高いレベルで理解できることが期待できます。

 また、この単語帳は3番目のポイントとして紹介した関連語についての記述が非常に充実しています。類義語・対義語を通じて覚えることで、「intricateはcomplexやelaborateと似た意味」という形でグループを作って覚えることが出来るようになる点が非常に優れており、学習の効率化を図ることができます。

 なお、こちらは「速読英単語」や「鉄壁」とは異なり、大学受験を主眼においたものではありませんが、その分レベルも高く、7000語レベルから次の項で紹介する10000語レベルの参考書への橋渡しになるかと思います。

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3.CEFR C1レベル向けの単語帳(10000語レベル)

 このレベルからは冊数が減る一方で、独特な内容の参考書も多くなってきます。また、日本語書籍でこのレベルを扱うものが減ってくるため、洋書を含めて紹介していきます。

1.速読速聴・英単語 Advanced 1100

 前のセクションで紹介した速読速聴・英単語 Core 1900のハイレベルバージョンになります。この単語帳も新聞記事等の文章を読んでいく中(=オーセンティックな文脈)で、単語を意識的に学んでいくスタイルの参考書になります。語義の解説では、派生語や類義語、英語での説明といったポイントをしっかりと抑えており、上述の3つのポイントを満たした自信を持ってオススメできる参考書になっています。

 単語のレベルは10000語から12000語のものが中心になっており、ある文章で見出し語になっていた単語が別の文章でもサラッと出てくるなど、反復による学習効果も期待できる内容になっています。

2.英検1級語彙・イディオム問題500

 この本は単語帳ではありませんが、短文の空所補充を通じて単語学習を行うことが可能なため、オススメの参考書になります。短文が与えられることで、オーセンティックな文脈で単語を意味とともに覚えることができるほか、この問題集は一度出題された単語が別の問題の選択肢で繰り返し登場するため、反復学習にも向いています

 なお、英検1級レベルの対策参考書としてはやや古くなっているため、英検1級対策を主眼に置きつつ同じような対策を行うのであれば、以下にリンクするジャパンタイムズ社の『出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇[改訂版]』がより新しいため、オススメになります。

3.Instant Word Power

 この単語帳は洋書の単語帳の中では最も読みやすいものになっています。この単語帳は接頭辞・接尾辞・語幹といった知識を徹底的に活用して単語力の向上を図るものです。

 単語そのものは英検1級で問われるような単語よりもずっと難しいものも多く出てきますが、この単語帳を読むことで知らない単語に対して接頭辞・接尾辞・語幹の知識を活用しつつ意味を想像する能力が高まります。こうした能力はCEFR C1以上のレベルになると避けては通れない未知の単語との遭遇において求められるため、この段階で読むことをオススメします。

 また、洋書の単語帳では英語を読んで英語を覚えるため、非常にオーセンティックな文脈で単語を覚えることができる点も特徴です。この本は1つの単語に対する例文の数も多く、読み進めるだけで単語の力がグッと高まる点も優れたポイントになります。

 なお、しつこいくらいに単語の反復と復習テストがあるため、この本を読んでから既に5年近く経つ今でも、本書に出てくるマイナーな単語をいくつも思い出すことが出来ます……。nonagenarian(90歳代の人)とか、sinecure(閑職)とか……。

4.TOEIC Test 900点突破必須英単語

 こちらの単語帳もTOEICテスト向けとは書いてあるものの、実際にTOEICテストでは到底出題されないような難単語のオンパレードになっています。しかしながら、この単語帳は1つ1つの単語に対する情報量が他の参考書とは一線を画しており、CEFR C1レベル以上を目指すなら是非手に入れておきたい本になります

 全ての単語について、用法などの詳細コメントと、非常に長く、内容をイメージしやすい例文がついている点が特徴的です。また、フレーズ単位での用例類義語・対義語・派生語といった周辺知識が網羅されているため、収録語は800語ではありますが本文は約450ページという非常に分厚い単語帳になっています。

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4.CEFR C2レベル向けの単語帳(15000語以上レベル)

 今回の記事ではCEFR C2レベルを一応15000語レベル以上としましたが、このレベルについては上が果てしなく、一部の書籍のみを、また軽く紹介する形とします。

 ちなみに、英語のネイティブスピーカーの語彙力については様々な説がありますが、教養ある人物であれば5万語程度と考えて良いでしょう。そのことを考えると英単語学習の果てしなさが分かって頂けるかと思います。

1.英語を英語で理解する 英英英単語 超上級編

 これは所持していない参考書なのですが、立ち読みをした感じでは私の知っている10,000~12,000語レベルの単語も時折は含まれているため、超上級語には限定されていないように思えます。そのため、C1レベルの上位からC2レベルの入り口程度に位置する参考書かと思います。

 特徴の面では前述した上級編と内容は変わらず、上級編を使った方は同じ形式で使うことができるメリットがあるかと思われます。

2.1100 Words You Need to Know

 この本は毎日1ページ、ほぼ1年をかけてゆっくりと取り組むことを想定された参考書で、単語を覚えやすくするための反復や多数の例文など、多くの工夫がある良書です。単語も難単語揃いで、上述の参考書を取り組んでいても知らない単語ばかりを時には扱うことも……。

 しかし、ほぼ1年、毎日のように単語学習に取り組み続けるのは難しく、毎日の仕事が忙しい私は挫折気味です……。あと、非常に大判なので持ち運びはほぼ不可能です。ネットで購入を考えている方はそこも考慮すると良いでしょう。

3.Verbal Advantage / 4.Word Power Made Easy

 このVerbal AdvantageWord Power Made Easyは非常に有名なボキャビルのための洋書として知られており、未だに上述の1100 Words You Need to Knowに苦戦している私は所有していませんが、自分が将来挑戦するための備忘録も兼ねて、ここに掲載をしておきました。是非チャレンジャーの方がいれば詳細をコメントしてくれると嬉しいです。

 難易度としてはVerbal AdvantageよりもWord Power Made Easyのほうが難しいと言われています。もちろん、まったく別種の参考書なので、単語には多く重複があるそうですが、これらの2冊を踏破することが1つの大きな目標になっています。

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5.おわりに

 今回の記事では上級レベルの学習者に向けて、オススメの英単語帳を紹介していきました。やはり単語帳無しで英単語を学ぶことが出来ればそれに越したことはないかと思いますが、上級レベルのボキャブラリーを拡充するためにはただ漫然と文章を読むだけでは難しい部分もあります。そのため、こうした参考書を手にとってみるのはいかがでしょうか。この記事も、前回の単語学習法の記事と同様に、これから単語帳を買おうと思っている皆さんにとって、単語帳を選ぶための1つの指針になれば幸いです。

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