誰でも続けられる!勉強予定の立て方【やり方を覚えれば超簡単】

目標を達成するための予定の立て方 受験対策
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1.はじめに

 ごきげんよう!椎名まつり(@417matsuri)です。今回の記事では英語の話題からは離れ、予定の立て方という非常に基礎的な話題をお届けしようと思います。しかし、「予定を立てるのが苦手」という声が生徒の皆さんからはよく聞かれることも事実です。

 そのため、この記事では「なぜ予定を立てる必要があるのか」を紹介したあとに「どのように予定を立てれば良いのか」を考えていきます。英語の能力を高めたり、受験や検定試験に合格したり、あるいはダイエットのような目標を達成するためには予定を立てる能力が非常に重要になるため、ぜひこの記事を読んで目標を達成するための予定の立て方を理解しましょう。

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2.なぜ予定を立てる必要があるのか

 予定を立てるのが苦手な方や、予定通りに進めることが出来ない方の多くは、予定を立てることの重要性を理解していないように思えます。なんとなく必要だと言われて立てた予定は絶対に上手くいきません

 なんとなく作った予定表って、自分がなんとなく作ったルールと変わらないわけです。例えば、明日から「理由はないけどスマホゲームは1日1時間まで」というルールを立てても、長続きしないと思いませんか……?

 では、「スマホゲームのやり過ぎで成績が落ちたので、ゲームの時間を1日1時間までに制限して勉強をしようと思う」という理由があったらどうでしょう。少しは作ったルールを守ろうという気になったのではないでしょうか?つまり、「理由を明確にした上でルールを作る」ことが重要だということが分かってもらえると思います。

 この「理由を明確にした上でルールを作る」ことの重要性は、予定を立てることについても変わりません。きっとこの記事を読んでいる皆さんは、何かしらの理由があって、予定を立てる必要があるとは思っているはずです。その理由というのは、何かしらの目標であると思います。例えば「次回の定期テストで良い得点を取りたい」とか「大学に合格したい」とか「IELTSで7.5のスコアを取りたい」といったの目標を持っているからこそ、予定を立てる必要があるわけですよね。まずは、目標を達成するために予定を作る必要がある」ということを理解しましょう。そうすれば少しは予定通りにやってみようという気持ちが出るのではないでしょうか。

 また、高い目標だけ持っていてもそこに到達するための手段がハッキリしていなければ、目標の達成はほとんど不可能でしょう。勉強していないのに志望校に合格したり、空から女の子が降ってきて彼女になってくれるようなことはありえないわけで、やはり目標があればそれに向かって努力する必要があります予定を立てるという行為は、その目標を出来るだけ簡単に達成するための手段を考えることです

 目標のために遮二無二勉強をすることを否定するわけではありませんが、予定を立てて、効率的かつ短期間で目標を達成できれば一番良いとは思いませんか?予定を作れば目標を達成しやすくなる」ということも理解しましょう。

 以上の両面の認識を持ちから、「予定を守ることが目標達成のために重要」という認識を強く持つことができなければ、当然あなたの作った予定表は守られることはありません。目標は強く、明確にしましょう。また目標達成のためには、予定を作ってその通りに進めることが大切だという考えをしっかりと持つようにしましょう。

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3.予定を立てる上でのポイント

 では、ここからは私が自分自身で予定を作る際や、生徒に予定の立て方を指導する上で常に大切にしている4つのポイントを紹介します。

  1. ゴールから逆算していく
  2. 必要な努力の量を数値化する
  3. 予定は絶対に崩れる
  4. 定期的に予定の見直しをする

 たった4つですが、この鉄則に従って予定を作ることで、予定を簡単に、そして達成しやすい形で作ることができるようになります。以下で具体的な内容を紹介していきます。

1.ゴールから逆算していく

 まず、予定を作る上で重要な第一のポイントは「一番遠くに見えている目標(ゴール)から現在に向かって逆算をして、これからの数週間に何をするのかを具体的に考えていくこと」になります。ちょっと分かりにくいと思うので、「ゴール」と「逆算」という考え方について説明をしていきましょう。

 まず、ゴール」というのは「将来の目標のうちで最も遠くに存在しているもの」になります。少し前の予定の重要性について解説をした部分で、「目標を意識する」ことが予定に与える重要性を説明していきました。ここでいう「ゴール」というのはその目標のなかで最も遠いものであり、「次の定期テストで高得点を取る」「高校3年生の模試で偏差値70を取る」「第一志望の大学に合格する」の3つの目標があったとすれば、ゴールは「第一志望の大学に合格する」ことになります。

 そして、逆算」は「ゴールを達成するために必要な目標を挙げていき、現在までさかのぼっていくこと」を喩えた表現です。では、具体的な例を使って「逆算」をやってみましょう。最も遠いゴールとして「医師になる」ことを持っている高校1年生を想定しましょう。必然的にゴールの手前のステップは「大学受験で医学部に合格すること」になります。医師免許を取るには医学部に入るしかありません。そのためには、「受験時までに志望校合格に必要な学力を身につける」必要がありますね。そのためには「高2の共通テスト同日で英数国で8割の得点」を目標にするよう、私なら指導します。今の学力については先日実施された共通テストを解いて、その得点とのギャップを次の同日模試までの期間で埋める必要があります。例えば数学は十分得点が取れていたが英語と国語が出来ていない、ということが分かれば、直近で行うべき学習は英語と国語だというように見えてくるはずです。

 以上はほんの一例ですし、理科や社会については触れていませんが、同じようにゴールからの逆算をすることで、「今行わなくてはならないこと」が明確に見えてくるのがこの「ゴールからの逆算」のポイントになります。基本的には2週間から1ヶ月を1セットとして、その期間にやるべきことを明確化させましょう。

 もちろん、ゴールまでの道筋が逆算出来ないということもあるかもしれません。その時には先達の辿ってきた道をなぞることをお勧めします。例えば大学受験であれば合格体験記にある高1・高2のときの学習状況を参考にするとか、塾や予備校が主催する模試の偏差値や判定を参考にするとか、信頼のできる先生にコーチングを依頼するような方法が考えられます。英検などの検定試験についてもネット上には無数の体験談があり、そうしたものを参考にして自分のポジションと進むべき方向を見定めることが重要です。

2.必要な努力の量を数値化する

 ゴールからの逆算によって「今行わなくてはならないこと」がハッキリと見えてきたところで、1セットである2週間~1ヶ月の間にやるべき努力がどれくらいの量なのかを数値にしましょう何問解くとか、何語覚えるという目標を立てる人が多いですが、それではどれくらいの時間がかかるのか分かりません

 人間に平等に与えられているのは時間です。1日1000語覚える!みたいな予定を立てることは簡単ですが、その目標を達成するのは1日24時間では無理なことは明白です。そのため、時間で見て現実的な予定を必ず立てるようにしましょう。

 例えば、「次のテストまでに数学の三角関数のチャートの問題を完璧にする必要がある」としたら、問題数を数え上げ、「完璧」になるまでに何周する必要があるかを考え、残りの日数で割ることで1日あたり何問解く必要があるのか、そして何時間を数学の学習に費やす必要があるのかが分かりますよね。

 これをゴールまで完璧にすることが出来れば最高ですが、そうは行かないと思いますので、ゴールからの逆算によって出された「今行わなくてはならないこと」については必ず必要な時間で計算するようにしましょう。

3.予定は絶対に崩れる

 これまで予定を強固なものにしていく方法を述べてきましたが、残念ながらほとんどの予定は何処かで綻びが生じ、それを放置していると最終的に破綻してしまいます。そのため、「予定を作る際は、予定が崩れることを織り込んだ上で作る」ようにしましょう。

 作成した予定の何割程度を達成できるかは、その人次第であったり、目標の強さにもよる部分がありますが、概ね予定したものの5割から8割程度を達成するのが一般的かと思います。普通、予定を作っている瞬間は一番モチベーションの高まっているときであり、そこから熱量はどんどん低下していきます。よほど追い込まれていたり、予定の期間が1週間程度で非常に短くない限りは、100%予定通りということはありえないと考えておきましょう、

 そのため、必ず目標を達成したいならば、予定を立てる際に目標達成に必要な努力量の2倍程度の時間を充てることをおすすめします。そうすれば予定の半分しか達成出来なくても目標達成ラインを超えることができます。もちろん、予定通りに進める能力の高い人はもう少し低い割合(1.5倍など)でも良いかとは思いますが、やりすぎて損をするということはあまりないので、目標を達成したいならば可能な限りハードなスケジュールを自分に課して行くことが大切だと思います。

4.定期的に予定の見直しをする

 予定が崩れていくことを見越した予定づくりについて説明をしましたが、実際に崩れたまま放置しておくわけにはいきません。そのため、定期的に予定は見直すようにしましょう。これは当たり前なようですが、高校生を見ていると、テストの前にだけそれっぽい予定を立てて、そのまま放置してしまう人が非常に多く見られます。それでは予定を立てる意味はありませんし、「ゴール」にも向かうことができません。

 先ほど、ゴールからの逆算の部分で、「今行わなくてはならないこと」として1セットの2週間から1ヶ月程度の具体的なスケジュールを組むようにと伝えましたが、1セットが終わった段階で必ず目標達成が出来たのかを確認し、その上で再度ゴールから逆算を行って次の「今行わなくてはいけないこと」を発見して予定を立てましょう

 また、予定を立てる時間は、実際に自分が「ゴール」に向かって進むことが出来ているのかを改めて振り返るための時間でもあります。現状を改めて見直し、自身が「ゴール」に向かって進めているのか、それも真っ直ぐなのか、曲がっているのか、あるいは見当違いの方向に進んでいるのかを必ずチェックし、場合によっては軌道修正を行いましょう。

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4.おわりに

 この記事を通して、予定を立てる重要性と、予定の具体的な立て方について説明をしていきました。特に、予定の立て方は4つのポイントを重視するだけで大きく完成度が変わってきます。もしこの方法論を見て関心を持って頂き、私のコーチングを希望する方がいましたら、Twitter等でコンタクトをして頂ければ幸いです。

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